深山
   
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山の企画
山彦恵方は、山<森や川、そこに住む全ての生き物を包括する意味での>を歩く事を軸にして
自然との関係や生活の在り方を提案させていただいております。
     
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 目  次    バックナンバー
    
1.1 深山に参る
1.2 道
1.3 観想
1.4 行
1.5 力
       

ここでは五つの最新記事を掲載しています。

以前の記事がある場合は、ブログ「山恵歩」へ転載しますのでご覧ください。

以前の記事の有無は、ご案内させていただきます。

現在はありません。

   
 
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1.1 深山に参る
     
「深山に参る」の「深山」は、「み・やま」と読みます。御山の「御」も「お」ではなく「み」です。
言霊「み」の元意は『大地を潤す水の働き』、つまり「みず」です。古人(いにしえびと)は、「みやま」から流れいずる「み(水)」が潤す「ち(地)」との関係性に、智慧として「いのち(命)」との強い関連性を感じていたのです。


 
 
 
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1.2 道
   
 


山の言霊に引越しました

 
 
 
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1.3 観想
     


山に入り道を歩く、
一所懸命に歩く、 苦しくても辛くとも歩く、 頑張ってひたすら歩く・・・。
そこに在るのは、自分自身が腕を振って足を前に運びただ「歩く」という肉体の行動と、その時々に心に湧く想いを「感じる」だけの自分です。
少し別の意識を加えましょう。
山を渡る風、温度の変化、木々の香、鳥の鳴き声や水のせせらぎの音や光、季節の移ろいで変化する木の葉の色、空、雲の色などに意識を向けて観る。
自分自身の軸を何処に置くのか。
肉体から感性へ、感性から観性へと軸を移行してみましょう。
「歩〜感〜歩」の繰り返しを「歩〜観〜歩」へと移行していく工夫。
人と動物を分け隔てる以前、自然の中で暮らしていた動物としての呼び名「人」の心に戻る行為。
観じ想う事、山を歩きながらの「観想」です。
それが山彦の想う「観想」なのです。

 
 
 
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1.4 行
     

登山道と呼んでいる道の多くは、かつて信仰の道でした。
現在も山には、山伏が修験を目的に通った道が多く残っています。
そういう道には、「鎖場」や「蟻の戸渡り(両側が切れ落ちている尖がった道)」のような少々危険な所があり、当然ながら通過には緊張感を伴います。
こういう場面に向き合うと人は、「死」に対する防衛本能(潜在意識)を惜しみなく発動させます。
手足の触感、眼、耳など、あらゆるセンサーで情報を集め、その対応に体中の筋肉、神経、意思を総動し働かせるのです。
その力を「生命力」といいます。
山伏は、山に入ることで「生命力」を高めることができるということを、体験を通じて行う方法として行法としました。
それが古人の山の力の利用方法としての「智恵」だったのです。
生命力の高まりによって、熊の臭い、気配や威嚇音にも敏感に気がつき、修行によっては遠くの水の臭いや音が聞こえるように・・・なるかも知れません。

 

 
 
 
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1.5 力
     


「生命力」には「免疫力」も包括されと考えても良いでしょう。
免疫の詳しい話は、専門の方や書籍にお任せしましょう。
ここでは古人(いにしえびと)の智恵を考えます。
「力」つまり「ちから」ですが、その「ち」は、「大地」の「ち」であり、土地の「ち」です。
土は、生命の終焉によってもたらされる恵みなのです。
「ち」の元意は『大地の土の働き』、つまり「つち(土)」です。
「働き」とは、土に還してくれる微生物や菌などのことを指しています。
「いのち(命)あるものは全て死に「つち(土)」に還ります。
それなので「れい=「靈(霊)」を「ち」とも読む、と言え、その関連も無理なく理解することができます。
山の空気を吸ったり、山で食事をすると目には見えないけれど、たくさんの菌達もいただくことになります。
「から」は「繋がり」の意です。
『大地の土の働きと繋がって得られる体内に宿るもの』が「ち・から」なのです。
山に行くことで病気にならない・・・それは何でなのかまでは理解できないにしても(山の菌をいただくこで、免疫力も鍛えられるということを)古人は長い体験を通じて知っていたのではないでしょうか。

 
 
 
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